スキー場でリフトに乗りながらタバコを吸っている人をよく見かけます。 また、吸うだけではなく、そのタバコを美しい自然の中に平気で捨てる人もいます。 私はそういったマナー違反を見るたびに、非常に嫌な気分になります。 タバコのマナーに関しては個人個人の意識を高めていくしかないと思いますが、ここではその意識が少しでも高まればと思い、タバコについて非常に簡単ではありますが、説明したいと思います。

1.タバコについて(基礎)
・喫煙者が直接吸い込む煙  →  主流煙
・火のついた部分から立ち上る煙  →  副流煙

タバコの毒性
主流煙  <  副流煙

タバコを吸わない人も、周囲の喫煙者によって喫煙者が吸っている煙よりも毒性の強い煙を吸わされている可能性があります(受動喫煙)
タバコの煙の中には約200種類以上もの有害物質が含まれているといわれています。 下記に代表的な有害物質(三大有害物質)を挙げます。


・ニコチン 末梢血管を収縮させ、血圧を上昇させる。それなしではいられなくする(依存性)。
・タール 健康な細胞をガン細胞に変化させ(発ガン作用)、増殖させる(ガン促進作用)。
・一酸化炭素 血液中のヘモグロビンと結合し、血液が運ぶ酸素の量を減少させる。



2.喫煙に伴う病気
・ガン 喉頭ガン、肺ガン、食道ガンなど。
・呼吸器疾患 肺気腫、慢性気管支炎、ぜん息など。
・循環器疾患 狭心症、心筋梗塞、高血圧症、動脈硬化など。
・消火器疾患 胃・十二指腸潰瘍、逆流性食道炎など。
・精神疾患 ニコチン依存症など。
・産婦人科疾患 早産、流産、周産期死亡、先天性奇形など。
・代謝疾患 糖尿病、骨粗鬆症など。
・神経疾患 脳梗塞、脳萎縮、パーキンソン病、聴力障害など。
・歯科疾患 歯周炎、口内炎、口臭など。

二十歳を越えると、タバコを吸う・吸わないは個人の自由です。 しかし、本当に自分だけの問題なのでしょうか。 家族や友人に対する喫煙の影響はないのでしょうか。 自分の愛する家族や友人に、自分自身が悪影響を及ぼしているということはありませんか? 自分がガンなどの病気になったときに、本当に誰にも迷惑をかけませんか? 大切な人が病気によって自分の前から姿を消すというのは本当に悲しいことです。


3.こんな喫煙者は嫌われる

・非喫煙者の前で平気でタバコを吸う。
非喫煙者のことを少しでも気遣っていただければと思います。
・食事の途中でタバコを吸う。
料理の香りや味が台無しです。せめて料理を食べ終わった後に。
・車の窓から吸殻を道路に捨てる。
道路は公共物です。道路=ゴミ箱ではありません。また、火事になることもあるので、非常に危険です。
・タバコを吸わない人を馬鹿にする。
タバコを吸うことを格好いいことだと勘違いしていませんか?確かにタバコを吸う姿が似合う人もいますが、喫煙という行為自体が格好いい訳ではないと思います。
・痰や唾を頻繁に吐く。
他人に痰や唾を吐かれて喜ぶという人は非常にレアです。
・鼻毛が伸びている。
タバコの煙を鼻から出すと鼻毛の伸び率がアップします。ただし、タバコを吸わなくても鼻毛が伸びている人もいます。鼻毛から喫煙者か非喫煙者か判断するのは難しいです。
・タバコの煙を目や耳から出す。
時と場を考えて行わないと、周囲が一斉にひきます。ただし、飲み会などでは盛り上がるでしょう。




5.非喫煙者にできること
・自分が非喫煙者であることをアピールする。
・家の中に灰皿を置かない。
・部屋や車の中などに禁煙シールを貼る。

「自分はタバコの煙が嫌いだ」と言う事は決して恥ずかしいことではなく、立派な意見・権利だと思います。 タバコを吸う人にも吸わない人にもそれぞれ権利はあります。 喫煙者は非喫煙者の近くでタバコを吸わない、非喫煙者は喫煙者の身体のことを心配したり、喫煙所での喫煙を進めたりするお互いの思いやりが大事ではないでしょうか。




6.禁煙
タバコを吸う人の多くは一度は禁煙をしようと思ったことがあるのではないでしょうか。 しかし、実際は禁煙が辛く、喫煙をなかなかやめることが出来ないのが現状だと思います。 少し前までは禁煙が出来ないのは、本人の意思が弱いからだ、ということを言われてきました。 しかし最近では喫煙はニコチンという薬物の影響による一種の依存症であるという考え方が徐々に定着してきました。 そこで禁煙をするためにニコチンガムやニコチンパッチなどのニコチン置換療法をが利用されるようになりました。

ニコチン置換療法 ・・・ 喫煙習慣をニコチン依存ととらえ、ニコチン依存を段階的に改善しながら、禁煙に導く補助的な療法。
ニコチンを喫煙以外の方法で摂取し、ニコチン摂取量を徐々に減らし、最終的にニコチンの摂取量をゼロにする。

詳しくは下記のページに掲載されていますのでぜひご覧下さい。

ニコチンガムのページ
http://www.nicorette-j.com/

禁煙サポートのページ
http://www.e-kinen.jp/

ニコチン置換療法は非常に優れた方法だと思いますが、個人で勝手に行ってもなかなか成功しません。 それは喫煙が薬物依存だけでなく、精神依存も伴うものだからです。 必ず禁煙について医師に相談し、指導を受けるのが良いと思います。



7.禁煙のメリット
タバコは「百害あって一利なし」と言われ、良い事は一つもないのです。 禁煙をすると以下のようなメリットがありますのでぜひ禁煙について考えてみてください。

・ガンや心臓病などで死亡する確立が下がる。
・咳や痰がとまる。
・味覚が正常になり、食べ物をおいしく感じる。
・肌荒れが少なくなる。
・部屋や車の中に嫌なにおいがつかなくなる。
・周囲の人に「臭い」と言われなくなる。
・周囲の人の健康への悪影響がなくなる。
・タバコによる火事の可能性が無くなる。
・お金が貯まる。
1箱250円のタバコを1日1箱吸ったとするとすると・・・
1週間 1,750円
1ヶ月間 7,750円
1年間 91,250円
10年間 912,500円
20歳〜80歳まで吸うと・・・ 5,475,000円
1日に2箱以上吸う人は、1000万円以上もタバコに使っているのです。



8.まとめ
以上、簡単に説明してきました。どちらかというと禁煙の立場から説明してきましたが、喫煙者にも喫煙の権利があります。大事なことは喫煙者も非喫煙者もお互いの立場になって物事を考えることではないでしょうか。
美しいスキー場でウィンタースポーツを楽しむときに、タバコで嫌な思いはしたくないものです。ウィンタースポーツを楽しむということを大切にし、ぜひ喫煙のマナーについて考えていってもらえたらと思います。

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